DIY 便利ツール

Tips (役立ちメモ)

サーキットベンディングする上で何気に役に立ったツール類を紹介しておきます。

リードベンダー

リード付きの抵抗、コンデンサ、ダイオードやトランジスタなど回路基板のスルーホールの間隔に合わせて折り曲げるのは結構手間が掛かるものです。

リードを折り曲げる幅があまり良くないとリード線をスルーホールに通した後に電子部品そのものにストレスが掛かることもあり故障の要因にもなりかねません。

もっとも、電子部品の数が数百個程度になるとリードベンダー無しだと結構心が折れてきます。

自分が使っているのはサンハヤトの「リードベンダー」です。

ピン揃った

スルーホールのある基板のIC系の実装はDIPと呼ばれる挿入型の実装になると思います。

DIP ICの実装にはまず先にDIPソケットを回路基板にハンダ付けしてからDIP ICを実装すると何か問題があって取り外すときに、ハンダを除去せずに取り外せるので後が楽になります。

ただ、最初にDIP ICをソケットに挿入する時にDIP ICの足がソケットの幅よりも開いた状態になっているのがほとんどで、1本1本の足を手作業で幅を合わせるとなると案外手間が掛かり、下手をするとDIPソケットに差し込む時に足が折れたりしてしまうことがあります。

こんな時に一発でDIP ICの足を揃えてくれるのがサンハヤトの「ピンそろった」です。

簡易デジタルマルチメータとオシロスコープ

回路基板に部品を実装する時は、一気に電子部品全部を実装するのではなく、電源系、アナログ信号系、デジタル信号系というような順でセクションごとに実装していくのがポイントです。

各セクションの段階で電源系であれば、回路基板のあるポイントに規定の電圧が来ているかどうか確認する時にデジタルマルチメータを使用して電圧を計測します。

自分の場合は小型で扱いやすいSANWAのデジタルマルチメータ「PM11」を使用しています。

また、アナログ系信号であればオーディオ信号、デジタル系信号ではクロック信号等があります。

これらの信号は時間に対して常に振幅が変化しているためデジタルマルチメータでは信号の波形を正しく見ることはできません。

そこで役に立つのがオシロスコープです。

オシロスコープと言うとお高いイメージを抱くかもしれませんが、シンセ系のDIYにおいてはオーディオの信号や通信用のクロック信号はそれほど高速ではないため比較的低帯域低価格のものでも計測は可能です。

自分が使用しているものは、これも先ほどのデジタルマルチメータと同じくらいの大きさで扱いが容易な「ETEPON オシロスコープ」を使用しています。

スペックでは200kHzまでですが、オーディオ系の信号波形を見る程度であれば問題はありません。

但し、デジタル信号でも比較的高クロックであるCPU系周辺の信号を見るときはMHzオーダーを計測可能なオシロスコープでないと正確に確認することができないので要注意です。

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